技術研究会「シリーズ:デジタル時代のモノクロプリント その2 デジタルネガモノクロプリント」開催のお知らせ

平成29年度第3回技術研究会
シリーズ:デジタル時代のモノクロプリント その2 デジタルネガモノクロプリント

デジタルカメラのモノクロプリントはインクジェットプリンタの普及により、誰にでも出来る一般的な方法となりました。しかし、銀塩による深みのあるプリントへのこだわりも捨てがたく、フィルムカメラと引き伸ばしシステムを温存する人も存在しますが、その場所の確保に苦慮しているのが現状です。
ここに紹介するDigital Gelatin Silver Monochrome Print(DGSM)は、フォトグラファーの永嶋勝美氏が開発した、デジタルカメラによる極めて広範囲な撮影アプローチと、銀塩による表現とのマッチングを高いレベルで実現する作品制作技法です。

 

日時:2018年3月26日(月) 14:30~16:30(受付14:00)

場所:JCIIビル6F会議室 (東京都千代田区一番町25番地JCIIビル)

講師:永嶋勝美氏(写真家)

HP http://www.kn-photo.com/index.html

定 員:60名(先着順、満席の場合のみご連絡します)

参加費:会員は無料、非会員は500円。

申込方法:メールまたはFAXで事務局までお申し込みください。

e-mail:info@jps.gr.jp Fax:03-3265-7460

 

説明会開催チラシおよび申込書はこちら

 

写真家 永嶋勝美 略歴

1953年2月東京都出身。
◎1980年 ディザイナー、アートディレクターを経て写真家に転向、ファッション、エディトリアル、静物を主とした広告写真を手掛ける。

◎1985年より海外を歩きまわり作品を撮り始める。
◎1989年よりパリを拠点に、雑誌・広告等を手掛け、作品「散歩の途中で」シリーズを撮り始める。

◎1992年帰国後、写真作家活動とオリジナルプリント制作などの創作活動に専念し多くの白黒写真技法に携わり、国内外で多数の作品を発表し始める。また本格的にデジタルフォトにも取り組む。

◎1996年よりOHPフィルムを使ったデジタルネガの可能性を感じ研究開発にも取り組み、2011年DGSM Printとして公開し、APIS国際シンポジウム等で開発者として発表する。

◎現在は写真作家活動を主に、DGSM Printに関連してのプロジェクト、開発等の技術協力、大学・団体・企業などでの講演など。

所属団体
公益社団法人日本広告写真家協会理事、公益社団法人日本写真協会会員、一般社団法人日本写真学会会員

受賞歴
(仏)トネル市文化交流賞、日本印刷産業連合会会長賞、APAアワード等、受賞歴多数。

個展等
1998年「日本におけるフランス年」にて公式写真展「散歩の途中で…Tonnerre」が開催される。
2008年「京都市・パリ市国際姉妹都市50周年祭」で個展「散歩の途中で…Paris-France」が京都駅ビルで開催される。
2009年横浜赤レンガ倉庫にて写真展「永嶋勝美のフィルムとデジタル」で154点の作品が展示される。

1983年より現在までに国内外で40回以上の個展が開催される。