教育推進事業

写真学習プログラム

日本写真家協会では富士フイルムイメージングシステムズ(株)の協力で、2005年(平成17)年から小学生を対象に、写真の原点ともいえるフィルム(レンズ付きフィルムカメラ「写ルンです」)と2016年(平成28年)より普及がめざましいデジタルカメラ(コンパクトデジタルカメラ)を加えた「写真学習プログラム」を、毎年全国の小学校50校(クラス)で実施しております。
フィルムカメラ及びデジタルカメラを使っての写真学習は、単に写ったという喜びだけでなく、事物の観察を通して物事を注意深く見る、凝視することの大切さを習得、体験することにあります。
2015年(平成27年)度3月までの11年間で 565校20,514名の児童が体験し、教育現場での成果を上げております。

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教室での授業風景 「写ルンです」を手に持って 生徒の前で引伸ばした写真を講評

→ 富士フイルムイメージングシステムズ(株)

写真学習プログラム実施校


高校写真部顧問教師を対象とした「デジタル写真講座」

平成19(2007)年から全国高等学校文化連盟(高文連)写真部との共催で、高校写真部顧問を対象にした「デジタル写真講座」を毎年夏全国2カ所で、地域の高校教諭約20名の受講者を集め、(株)ニコンイメージングジャパン、エプソン販売(株)両社の協力で実施しています。
高校写真部はこれまでモノクロフィルムを使っての指導が行われていましたが、近年デジタルカメラの普及で、モノクロ現像とプリントというプロセスが減少し、デジタルカメラでの撮影、インクジェットプリントへの移行が進んでおります。
こうした状況に写真部顧問も対応を迫られ「デジタル技術」の習得が急務となっていため、デジタルカメラの使い方、インクジェットプリント技術、さらには写真撮影の歓び、写真の見方、読み方について、協会会員による指導を行うことにし、デジタルカメラ操作、写真撮影技術、コンピュータを使っての画像処理、プリント出力、そして写真講評というプログラムで進行。また、著作権や肖像権、フォトコンテストへの応募方法なども併せて指導しています。

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屋外での撮影実習
撮影直後に画像確認
PCを使っての画像処理実習 講師による写真の講評

→ (株)ニコンイメージングジャパン

→ エプソン販売(株)