安珠写真展「ビューティフル トゥモロウ ~少年少女の世界~」開催のお知らせ(7月11日~)

2018年06月17日    安珠

キヤノンギャラリー S写真展「ビューティフル トゥモロウ ~少年少女の世界~」を2018年7月11日より開催します。

安珠「Ribbon」よりHomage to Okamoto Taro

概要

○開催日程:2018年7月11日(水)~ 8月28日(火)
○開館時間:10時~17時30分
○休館日:日曜日・祝日
○開催会場:キヤノンギャラリー S(住所:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階)
○交通案内:JR 品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分
○入場料:無料

展示内容

写真家としてのデビュー以来取り組んできた「少年少女の写真世界」をテーマにした作品を展示します。1990年~ 96年に発表した写真作品集から約120点と、オマージュ作品を含む新作約15点で、大人が忘れた少年少女にしか持ちえない心情が表現されています。会場には、安珠氏のデビュー以来、写真展でオリジナル曲を提供してきた音楽家 細野晴臣氏による楽曲が流れ、安珠氏の世界観をより一層演出します。
作品は、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし、展示します。

トークイベント開催のご案内

展示作品を紹介しながら、撮影の秘話などについて、作詞家の松本隆氏、音楽家の細野晴臣氏とともに語ります。

○日時:2018年7月14日(土)14時30分~ 16時
○会場:キヤノン S タワー3階 キヤノンホールS
○ゲスト:松本隆氏(作詞家)、細野晴臣氏(音楽家)
○申込方法:ホームページcanon.jp/gallery より、お申し込みいただきます。(6月14日開始予定)
○定員:300名(先着申込順、参加無料)

作家メッセージ

「この世に永遠はない」と知ったのは、死に直面した10歳の頃だ。私が明日消えても窓の外は変わらず、時間が流れている。なのに生きていることが幼い私には、不可解だった。初めてのモデルの仕事で、写真が自分の命よりも長く生きると気づき、「一瞬の永遠」を残そうと思った。写真機で、不可解な心にピントを合わせる作業に夢中になった。
フランスの哲学者ジャネが「ジャネーの法則」で示す通り、我々より、少年少女の1日は遥かに長く、未来は永遠である。老人にとっても、その頃の記憶は昨日よりも鮮明であり続ける。だからこそ、美しい世界に気づく今日でいたい。少年少女のバイブル「星の王子さま」、「不思議の国のアリス」をモチーフにした旧作に加え、岡本太郎、ベルナール・フォコンへのオマージュ作品も制作。プロフィール

プロフィール

安珠(あんじゅ)

東京生まれ。デザイナーのジバンシーにモデルとしてスカウトされ渡仏。
パリを拠点に国際的に活躍。帰国後、写真家に転身。文章を織り交ぜた物語のある独自の写真世界を表現し、1990年にデビュー作『サーカスの少年』を出版。文筆や講演、審査や映像監督まで幅広く活躍。近年の作品展に、子どもの夢を集めた『Dream Linking ☆つなぐ夢、千年忘れない』、中国自然遺産・張家界の『仙人の千年、蜻蛉の一時』、平安京に焦点を当てた『Invisible Kyoto -目に見えない平安京-』などがある。