写真学習プログラム

 日本写真家協会では、「写真に関する創作活動の奨励、人材の育成、教育に関わる事業」の公益事業として、富士フイルムイメージングシステムズ(株)や(一財)日本写真アート協会の協力で、小学4年生から6年生の児童を対象に、デジタルカメラを使った「写真学習プログラム」を、毎年全国の小学校20校(クラス)校内の授業で実施しています。写真学習プログラムは、単に写ったという喜びだけでなく、当協会の会員が講師となり、「体験参加型」学習を指導することで、物事を注意深く観察し凝視することの大切さを習得、撮影マナーの啓蒙などを学びます。カメラを使って撮影し、写真の優れた「記録・表現することの意味」を理解し、家庭や社会で広く写真を活用してもらおうという願いがあります。2005年(平成17年)から始まり、2023年(令和5年)3月までの18年間で742校、25,146名の児童が体験し、教育現場での成果を上げています。


教室での授業風景

デジタルカメラを手に持って

引き延ばした写真を講評

 


特別協力

富士フイルムイメージングシステムズ(株)
 

協力

ウエスタンデジタル合同会社

(株)ケンコー・トキナー

リコーイメージング(株)

 

福岡県みやま市立桜舞館小学校

1回目・2016/07/14、2回目・2016/09/29、6年1組29名
1回目、写真の役割や写真を撮る事について写真家の仕事を伝え、夏休みに撮るテーマを各自に語ってもらう。

茨城県大子町立袋田小学校

1回目・2016/07/01、2回目・2016/09/14、4~6年32名
日本三大名瀑の一つ袋田の滝、近くの袋田小学校で開催した。少子化で児童数が少ない事もあり4年生から6年生の合同で体育館にて行った。

福岡県みやま市立開小学校

福岡県みやま市立開小学校
1回目・11/28、2回目・1/11、5年13名
開小学校の学区内にある新開(しんがい)地区では、地域住民が神社での奉納能楽が毎年開催され、その稽古には小学生も大人に混じって参加している。

長野県高森町立高森北小学校

長野県高森町立高森北小学校
1回目・10/6、2回目・11/25、6年29名
テーマとして美術教科書の「アートを探そう」の提案を担任教諭から受け、カメラの取扱説明の後、学校敷地内で、ファインダーで自由に形をとらえシャッターをきる体験を45分間実践。一週間の持ち帰りで登下校や自宅周辺など身近な所で形を見つける楽しみにチャレンジしてもらう。

静岡県静岡市立服織西小学校

静岡県静岡市立服織西小学校
1回目・10/11、2回目・1/10、6年17名
往年のフィルムカメラから最新のデジタルカメラを持ち込み児童達に思う存分シャッターを切って貰うことから授業を始めた。教室は歓声に包まれた。テンションが上がってきた所でカメラの使い方を説明する。

静岡県静岡市立服織西小学校

静岡県静岡市立服織西小学校
1回目・10/11、2回目・1/10、5年18名
5年生の写真のテーマは「友人」。そこで自分の撮影した人物写真等を使って授業を始めた。真剣に説明を聞いてくれる表情が良い。カメラを持って外に出ると次々と質問が飛び出し、写真に対する興味の高さを強く感じ取る事が出来た。

北海道大空町立女満別小学校

●北海道大空町立女満別小学校
1回目・7/20、2回目・8/30、5年31名
1回目の授業は7/20に行い、写真を撮る時の気持ちやカメラの使い方をレクチャーする。空港や綺麗な農村景観がある町の学校で、レクチャーの後、学校の回りで試し撮りを行う。

北海道大空町立東藻琴小学校

●北海道大空町立東藻琴小学校
1回目・7/20、2回目・8/30、6年19名
1回目の授業は7/20に行い、写真を撮る時の気持ちやカメラの使い方をレクチャーする。芝桜で有名な街にある学校で、レクチャーの後、校区内の公園に試し撮りに行く。

東京都世田谷区立太子堂小学校4年2組

●東京都世田谷区立太子堂小学校
1回目・7/4、2回目・9/5、4年2組32名
三軒茶屋駅近くの下町、八幡神社の宮元に位置する太子堂小学校の児童達は、秋の祭りが大好きである。先生からの提案で、国語の授業として写真を撮り、講師が選んだ一枚に児童が題名をつけ、それぞれに講評を行った。

東京都世田谷区立太子堂小学校4年1組

●東京都世田谷区立太子堂小学校
1回目・7/4、2回目・9/5、4年1組32名
4年生が使用している国語の教科書の中に「写真にタイトルをつけよう」という項目があり、今回の写真学習プログラムは国語の時間に行った。