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投稿日: 2010年07月30日
JPS会長のひとこと「還暦を迎えた日本写真家協会」
文:田沼武能
日本写真家協会会報143号巻頭言より
(社)日本写真家協会は今年還暦を迎えた。人間ならば生まれた年の干支に還るという意味だが、協会としての還暦は"初心忘るべからず"ということであろう。
この60年で写真の著作権も大きく変化している。創立当初の保護年限は、公表後10年であった。即ち撮影した日から10年だから作者の存命中に、殆どの著作権が消滅してしまったのである。それどころか、当時のグラビア写真に使う原稿はネガフィルムで入稿しており、使用後編集部から返却されないことが多々あった。これらの問題を解決するために、ネガフィルムの返却を出版社に要請するとともに写真著作の保護期間を文芸美術なみにすべく他の写真団体と協力して運動を推進したのである。そして著作権法が改正され文芸美術と同じ「死後起算50年」になるには半世紀かかったのであった。
また永年にわたり社団法人にすべきか否かでもめた法人問題も、創立50周年の最後の日に文部科学大臣から設立許可が交付された。社団法人になってからのJPSはまばゆいほどの発展である。