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投稿日: 2010年10月20日
JPS会長のひとこと「デジタルの急速な進歩と新たな問題」
写真と文:田沼武能
日本写真家協会会報143号巻頭言より
著作権問題そのものは順当に推移しているが、デジタルシステムの急速な進歩により、写真のデータが貸出先に残ってしまうことだ。銀塩フィルムでの貸出しはデュープフィルムを渡し、戻してもらうという方法で処理していたが、デジタルではその方法がきかない。使用後消去したか否かは貸出し先を信用するしかない。なにかよい方法がないか模索の状態である。
それ以上に問題になっているのは、昨年、出版社がフリーで仕事をしている写真家に対し、新たに作られた仕事の契約条項とも言うべき書類が送られてきて、デジタル撮影およびその後の処理費用、コンタクトシートの代金、助手の料金、レタッチ料等の価格を一方的に決定してきた。送られてきた日時は多少の違いはあるが、内容については殆ど似ており、出版社が集まって相談して決めたのではないかと思うふしがある。これらも協会としては雑誌協会に意図についての説明を正式に申し入れをして話し合う必要があると考えている。これも協会員にとっては死活問題にかかわるので早急に進めたい。
※作品は本文とは直接関係ありません。