VR Visionary Talk「新フェルメール論!?~名画誕生のアルゴリズムに迫る~」を12月12日(月)に六本木アカデミーヒルズで開催

2016年12月02日    凸版印刷株式会社

VR Visionary Talk
「新フェルメール論!? ~名画誕生のアルゴリズムに迫る~」

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凸版印刷株式会社は、 森ビル株式会社アカデミーヒルズと共同で、六本木アートカレッジ セミナーシリーズ VR Visionary Talk「新フェルメール論!? ~名画誕生のアルゴリズムに迫る~」を2016年12月12日(月)に六本木アカデミーヒルズで開催します。
今回のセミナーは、鮮やかな色彩術や美しい光の表現力、絵画とは思えないほどリアルな細部の描写などの特徴から西洋絵画で最も人気の高い作家のひとりである「フェルメール」をテーマに開催。
スピーカーに、日本を代表するフェルメール研究者である小林頼子氏、そして、木村伊兵衛写真賞の受賞者でもある写真家の鈴木理策氏をお招きし、19世紀に完成を遂げるカメラの視角を先取りするような革新性をもつ、フェルメールの「眼」というレンズが捉えた画角に着目し、《牛乳を注ぐ女》をはじめとする作品が誕生したアルゴリズムの読み解きに挑戦します。
フェルメールを知り尽くした専門家と、カメラの画角を巧みに操り自然風景から魅惑的な画を切り抜くことを極めた写真家――両者の視点のコラボレーションから、これまでにないフェルメール像やその絵画観をあぶり出します。
また、本セミナーの読み解きでは、フェルメールの制作現場をよりリアルに追体験し、このコラボレーションの議論の正否を確かめるため、VR技術を用いて3DCGで絵画を三次元空間に再構築する、絵画鑑賞システム「ViewPaint」(※)を活用。《牛乳を注ぐ女》を現代ならではの手法により視点移動しながら鑑賞することで、フェルメールが描いた世界の新たな姿を垣間見ることができます。新しい「フェルメール論」誕生をぜひご期待ください。

■名称:六本木アートカレッジセミナーシリーズ
VR Visionary Talk 「新フェルメール論!?~名画誕生のアルゴリズムに迫る~」
■会場:六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
■日時:2016年12月12日(月)19:00-20:30
■受講料:4,000円
■定員:120名
■申込みURL:http://www.academyhills.com/school/artcollege/detail/toppan20161212.html

講師紹介

小林頼子(こばやしよりこ)目白大学メディア表現学科教授小林頼子(こばやしよりこ)
目白大学メディア表現学科教授
慶應義塾大学博士課程満期退学。2001年より目白大学社会学部教員。主要研究領域:17世紀オランダ絵画、グローバル時代の文化伝播。主要著作:『フェルメール論』(八阪書房)、『フェルメールの世界』(NHK出版)、『フェルメール全作品集』(小学館)、『花と果実の美術館』(八坂書房)、『庭園のコスモロジー』(青土社)、『グローバル時代の夜明け』(共著:晃洋書房・近刊)等。主要論文:PerspectiveandItsDiscontentsorSt.Lucy’sEyes(共著)、Japan’sEncounterswiththeWestthroughtheVOC等。

 

鈴木理策(すずきりさく)写真家、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授鈴木理策(すずきりさく)
写真家、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授
1963年和歌山県新宮市生まれ。「見ること」への問いと写真のメディア性への関心を基底に、熊野、雪、桜といった主題の他、画家セザンヌが繰り返し描いた南仏のサント=ヴィクトワール山やセザンヌのアトリエを撮影した作品を発表。また、鏡像を主題とする「水鏡」のシリーズに続く新作「MirrorPortrait」による個展を11月26日からタカ・イシイギャラリー東京で開催(12月24日まで)。