平成24年度写真学習プログラム実施報告横浜国立大学教育人間科学部付属鎌倉小学校

横浜国立大学教育人間科学部付属鎌倉小学校

4年1組39名 1回目:2012年9月18日、2回目:11月28日

教育推進委員会として教員養成学部のある国立大学附属小学校での写真学習プログラム実施の必要性を感じ、当校での実施を計画した。
第1回目は体育館にて3組合同での授業。まずは4×5ビューカメラを見せながら、「写真を撮るには最低3つの物が必要ですが、それは何か?」とクイズ形式で問いかけてみる。レンズとフィルム、という答えは即座に出たが、最後の暗箱(カメラ)はなかなか答えが出なかった。レンズ付きフィルムの使い方を説明し、1コマ目に児童自身の顔写真をペアを組んで撮り合った。残り26枚は一週間で児童が自由に撮ることにする。
(記/和田直樹、撮影/片桐寿憲)

4年2組40名 1回目:2012年9月18日、2回目:11月28日

第2回目は校舎にてクラス単位で実施。父兄の参観もあった。黒板に10人ずつワイド四つ切の作品を掲示して、作品鑑賞と講評を行う。学区の特色でもある鎌倉の寺社や湘南の海を題材にしたものが多かった。また4年生ということもあり、両親や兄弟にも素直にカメラを向けることもできていた。授業の最後に、私の東日本大震災での取材の経験より、大切な写真はプリントしてアルバムを作ることを児童に勧めて授業を終えた。後日、担当教諭や副校長からこのプログラムの感想や成果を詳細に伺い、今後の事業の発展の為の参考意見にさせていただくこととした。
(記・撮影/和田直樹)

4年3組40名 1回目:2012年9月18日、2回目:11月28日

横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校。子ども達が間違えずに自分の学校を言えるのか思わず心配してしまうほど長い学校名だ。私なら間違えずに言える自信がない。そもそも国立大学の付属小学校に通う児童は独特の雰囲気を持っているのかとも思い教室に入る前から戦々恐々としていた訳だが、実際に接してみると当たり前だがどこにでも居るごく普通の小学生だった。初回は大判カメラによるカメラの構造について説明し、レンズ付きフィルムカメラの使い方を教えた。2回目は児童の写真の発表と講評だった。大きく伸ばされた初めての自分の「作品」に児童達の喜ぶ表情が印象に残った。
(記・撮影/片桐寿憲)