『日本現代写真史1945~1970』1977年10月12日

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本書は、1975年(昭和50年)11月に日本写真家協会が創立25周年記念事業として企画し、主催した「日本現代写真史展――終戦から昭和45年まで」を母体に編纂したものである。
「日本現代写真展」は終戦の年から1970年までの25年間の写真を通して、われわれ日本人がこの激動の時代をいかに生きてきたか、またこの間に写真表現がいかに展開し、推移したかを探ることにあった。
選別にあたっては印刷媒体、とくに写真表現の中心的媒体である写真雑誌、写真年鑑、グラフ誌、週刊誌、月刊誌、写真集、ポスターなどに発表された作品を対象とすることを基本にした。
構成は、「歴史への証言」、「社会への訴え」、「映像化の世界」の3部に区分した。後半は約200ページの解説で、年代ごとにテーマをえらび通史を構成している。年表は政治・社会・経済史、日本写真史、海外写真史の3本建ての構成としている。