平成25年度写真学習プログラム実施報告宮城県仙台市立貝森小学校

宮城県仙台市立貝森小学校

5年16名 1回目:2013年6月6日、2回目:7月16日

貝森小学校5年

仙台の都市化に伴って開発された住宅街にある貝森小学校。現在は児童数が少ない小規模校だが、逆に児童間の親密さが高い印象を受けた。そのせいか、6年生も含めて学校周辺やよく行く公園など、身近な風景から撮影する児童が多くみられ、さらに撮影期間を短く設定したためか、被写体がより狭いエリアに集中していた。なかには靴を並べて文字を作ったり、被写体に小道具を持たせたりと独自の演出を施す児童もあって興味深かった。尚、今回は地元協力者のご尽力でテレビ、新聞の取材が入ったが、昼のニュースでその模様が放映され、児童達は大喜びだった。
(記・撮影/渡部晋也)

6年20名 1回目:2013年6月6日、2回目:7月16日

貝森小学校6年生

このプログラムを5年生と6年生で開催すると、ほんの1年の差にもかかわらず、児童達の態度が大きく異なるのがいつも印象的だ。おおむね5年生は無邪気に授業を受け、撮影するのに対して、6年生はちょっと醒めたような態度を見せるが、今回も同じ反応だった。しかし作品はストーリー性を感じさせるものや、造形のおもしろさに迫ったもの、空間配置を考えさせるものなど、いろいろ考えている様子がうかがえた。また少数ではあるが肖像権を意識して、むやみに人物をとることはできないと話す児童もいたので、撮影マナーも含めて、解説することとなった。
(記/渡部晋也、写真提供/学校)