第46回2021JPS展 審査員プロフィール

野町和嘉(のまち・かずよし)

高知県生まれ。杵島隆に師事した後、1971年にフリーの写真家となる。1972 年、20代半ばでサハラ砂漠に旅したことが契機となってアフリカを広く取材。極限の風土を生きる人々の精神世界、信仰をテーマに中国、チベット、サウジアラビア等で長期取材を続け、さらに2000年代以降は、アンデス、インド、イラン等を中心に取材を続けている。土門拳賞、紫綬褒章受章。公益社団法人日本写真家協会会長。

代表作品

 

小林紀晴(こばやし きせい)

1968年長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社カメラマンを経て1991年独立。1995年『ASIAN JAPANEASE』でデビュー。1997年『DAYS ASIA』日本写真協会新人賞、2013年『遠くから来た舟』第22回林忠彦賞を受賞。東京工芸大学芸術学部写真学科教授。著書に『見知らぬ記憶』、『写真で愉しむ 東京「水流」地形散歩』、『愛のかたち』『まばゆい残像』など多数。最新写真集に『孵化する夜の啼き声』がある。

代表作品

 

齋藤康一(さいとう こういち)

東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。在学中より林忠彦、秋山庄太郎氏の助手を務め、大学卒業後フリーランスへ。週刊誌・月刊誌等に数多くの人物写真および、ルポルタージュを掲載。著書に『蘇州にて』『上海’92-’93』『北京’95-’96』『先輩・後輩・仲間たち』『昭和の肖像』『歳月中国1965』『40年後再回首』など。講談社出版文化賞・日本写真協会年度賞など受賞。公益社団法人日本写真家協会名誉会員。

代表作品

 

秦達夫(はた たつお)

1970年長野県飯田市遠山郷生まれ。自動車販売会社・バイクショップに勤務。後に家業を継ぐ為に写真の勉強を始め写真に自分の可能性を感じ写真家を志す。写真家竹内敏信氏の助手を経て独立。故郷の湯立神楽「霜月祭」を取材した『あらびるでな』で第8回藤本四八写真賞受賞。同タイトルの写真集を信濃毎日新聞社から出版。他に写真集あり『山岳島_屋久島』『屋久島RainyDays』『Traces of Yakushima』『New Zealand』。

代表作品

 

大塚茂夫(おおつか しげお)

『ナショナル ジオグラフィック日本版』編集長。静岡県伊東市生まれ。筑波大学で文化の多様さと奥深さを学ぶ。大学卒業後、NHKで報道番組ディレクター、アリタリア航空で貨物営業を経験し、2004年2月から『ナショナル ジオグラフィック日本版』の翻訳・編集に携わる。2011年1月より現職。2012年からは日経ナショナル ジオグラフィック写真賞の審査員を務めている。