Professional Members Exhibition 2021 推薦作家プロフィール

野町 和嘉 公益社団法人日本写真家協会会長 1974入会 /ドキュメンタリー・フォト、風景

1946年高知県生まれ。写真家・杵島隆氏に師事し、1971年にフリーの写真家となる。20代半ばでサハラ砂漠に旅したことが契機となって、極限の風土を生きる人々の精神世界、信仰をテーマに地球規模で取材を続ける。2000年代以降は、アンデス、インド、イラン等を中心に取材を続ける。『サハラ』『ナイル』『地球巡礼』など多くの写真集が国際共同出版される。東京、ローマ、ミラノほかで「聖地巡礼」展を開催。土門拳賞、芸術選奨文部大臣新人賞など受賞。2009年、紫綬褒章受章。日本写真家協会会長

 

 

安珠 2014入会/ オールジャンル

東京都出身。パリコレモデルから写真家に転身。90年代から、広告、雑誌連載、講演、ビジュアルプランから映像監督まで幅広く活躍。物語を紡ぐ独特の作品には、少年少女の世界「ビュー ティフルトゥモロウ」、平安京をテーマにした「InvisibleKyotoー目に見えぬ平安京ー」など多数。子どもたちに写真を読み解く授業なども行っている。

https://www.anjujp.com

 

 

井村 淳 2000入会 / 動物

1971年生まれ。横浜市在住。 日本写真芸術専門学校卒業。風景写真家竹内敏信氏の助手を経てフリー。『野生』を大きなテーマとし、アフリカサバンナの動物を中心にインドネシアのオランウータンやアメリカのマナティーなど世界の野生動物と日本の四季の自然風景を求めて活動。キヤノンEOS学園講師、他多数。

公式サイト:J’sWORLD:www.Jun-imura.com

主な写真集・『大地の鼓動 〜HEARTBEAT OF SAVANNA〜』・『GREAT CATS』『ALIVE~Great Horizon~』他多数
主な写真展・『THE BREATH ~大地の息吹~』・『GREAT GNU~ヌーの大移動~』・『ALIVE~GREAT HORIZON~』他多数
 
 

小林 紀晴 2003入会 / 風景

1968年長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社カメラマンを経て1991年独立。アジアを多く旅して作品を制作する。また近年は日本国内の祭祀、自らの故郷である諏訪地域などを撮影している。紀行、ノンフィクション 、小説なども執筆。近著に『ニッポンの奇祭』『まばゆい残像』『孵化する夜の啼き声』など。
1997年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞、2013年『遠くから来た舟』で第22回林忠彦賞を受賞。東京工芸大学芸術学部写真学科教授。

 

 

齋藤 康一 1959入会 / ルポルタージュ・フォト、ポートレート

東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。在学中より林忠彦、秋山庄太郎氏の助手を務め、大学卒業後フリーランスへ。週刊誌・月刊誌等に数多くの人物写真および、ルポルタージュを掲載。著書に『蘇州にて』『上海 ’92-’93』『北京 ’95-’96』『先輩・後輩・仲間たち』『昭和の肖像』『歳月中国1965』『40年後再回首』など。講談社出版文化賞・藤本四八写真文化賞・日本写真協会年度賞受賞。公益社団法人日本写真家協会名誉会員。

 

 

清水 薫(故) 2005入会 / 鉄道

1963年滋賀県草津市生まれ。12歳の頃、親に買ってもらったコンパクトカメラで鉄道写真を撮り始める。
地元滋賀を中心に活躍。

月刊誌『鉄道ファン』をはじめとした鉄道雑誌や書籍、カレンダー、鉄道関連商品、広報誌、広告などの写真撮影を行うとともに写真教室の講師を務めるなど多岐に渡っている。

 

 

ハービー・山口 1986入会 /ドキュメンタリー・フォト、スナップ、ポートレート

1950年東京都出身。23才から10年間ロンドンに在住。一時期ロンドンで日本人劇団に所属し役者として活動。若者達の生きる姿を活写した。
帰国後もアーティストから市井の人々をモノクロームの作品に残している。写真の他、エッセイ執筆、ラジオのパーソナリティもこなす。2011年度日本写真協会賞作家賞受賞。現在大阪芸術大学、九州産業大学客員教授。

 

 

秦 達夫 2003入会 / 風景

長野県飯田市遠山郷(1970/4/20生)。自動車販売会社・バイクショップに勤務。後に家業を継ぐ為に写真の勉強を始め自分の可能性を感じ写真家を志す。写真家竹内敏信氏の助手を経て独立。故郷の湯立神楽「霜月祭」を取材した『あらびるでな』で第八回藤本四八写真賞受賞。同タイトルの写真集を信濃毎日新聞社から出版。写真集『山岳島_屋久島』『屋久島RainyDays』『New Zealand』、他多数。小説家・新田次郎氏『孤高の人』の加藤文太郎に共感し、『アラスカ物語』のフランク安田を尊敬している。
日本写真協会会員・Foxfireフィールドスタッフ

 

 

峯水 亮 2020入会 / 風景、自然、ドキュメンタリー・フォト、動物、水中写真、映像・番組撮影

1970年生まれ。海洋写真・映像作家。『世界で一番美しいイカとタコの図鑑』エクスナレッジ、『日本クラゲ大図鑑』平凡社などの他著書多数。2016年に日経ナショナル ジオグラフィック写真賞 グランプリ受賞。翌年、ニューヨークで初の個展「The Secret World of Plankton」を開催。2018年日経ナショナルジオグラフィック社より写真集『Jewels in the night sea – 神秘のプランクトン』を上梓。同タイトルの個展をキヤノンギャラリーにて巡回。この写真集と写真展は、2019年の日本写真協会賞の新人賞を受賞。TBS「クレイジージャーニー」KTV「NMBとまなぶくん」NTV「世界まる見えテレビ特捜部」などに出演。NHK「ダーウィンが来た!」TBS「世界遺産」などを撮影

 

 

宮武 健仁 2000入会 / 風景、自然

1966年大阪生まれ、徳島育ち。郷里の吉野川を中心に水のある風景を撮り歩く。桜島の噴火を見て以来、大地のマグマの「赤い火」の迫力と、火山国の日本の各地にある地球の活動が感じられる風景や、その近くを流れる清流、そこに暮らす光る生き物たちを追って全国を旅する。桜島の赤く光る溶岩や、ホタルの緑に輝く川、ホタルイカの青く輝く浜などの光景が評価される。ニューヨークへも招待され、個展「日本の夜と光」を開催。著書に写真集『Shine命の輝き』『生きている大地『桜島』』『清流吉野川』『四季紀伊』や、写真絵本『光るいきもの(3冊組)』『桜島の赤い火』などがある。

「日経ナショナルジオグラフィック写真賞2013」グランプリ受賞

 

 

山岸 伸  1996入会/ ポートレート

1950年生まれ。タレント、アイドル、俳優、女優のポートレート撮影を行い、数々の写真集を手がけ、その数は 400 冊を超える。人物撮影以外のジャンルにも精通し、北海道遺産ばんえい競馬オフィシャルカメラマン/とかち観光大使。他にも、賀茂別雷神社(上賀茂神社)第42回式年遷宮の撮影を手掛ける。企業人、政治家、スポーツ選手などの男性を撮り、オリンパスギャラリーで発表している「瞬間の顔」シリーズでは、12回で815組以上の男性を撮影し、現在も1000組に向けて撮影中。2021年もオリンパスギャラリー東京で5月開催予定。その秀逸な写真活動により平成28年日本写真協会賞作家賞を受賞。