第48回2023JPS展 審査員プロフィール

野町 和嘉(のまち かずよし)

高知県生まれ。杵島隆に師事した後、1971年にフリーの写真家となる。1972 年、20代半ばでサハラ砂漠に旅したことが契機となってアフリカを広く取材。極限の風土を生きる人々の精神世界、信仰をテーマに中国、チベット、サウジアラビア等で長期取材を続け、さらに2000年代以降は、アンデス、インド、イラン等を中心に取材を続けている。土門拳賞、紫綬褒章受章。公益社団法人日本写真家協会会長。

代表作品

 

菊池 哲男(きくち てつお)

1961年東京生まれ。立教大学理学部物理学科卒。山岳写真家として山岳雑誌やカレンダー、ポスターなどに作品を発表。主な写真集に『山の星月夜 -眠らない日本アルプス-』(小学館)、『白馬岳 自然の息吹き』 、『アルプス星夜』(共に山と溪谷社)など。長野県白馬村和田野の森に菊池哲男山岳フォトアートギャラリーがある。東京都写真美術館にも作品が多数収蔵。フランス「ミレー」のテクニカルアドバイザーを20年以上務める。

代表作品

 

白鳥 真太郎(しらとり しんたろう)

千葉大学工学部卒業後、(株)資生堂写真部、(株)博報堂写真部を経て1989年白鳥写真事務所設立。主な写真集に『白鳥写真館』、『貌 KAO』、『貌 KAOⅡ』、『白鳥真太郎 広告写真館』。ADC制作者賞、毎日広告デザイン賞最高賞、日経広告賞グランプリ、読売広告大賞金賞、朝日広告賞、APAアワード経済産業大臣賞、他受賞歴多数。2008年より公益社団法人日本広告写真家協会会長。2018年藍綬褒章受章。

代表作品

 

土屋 勝義(つちや かつよし)

1963年東京・築地生まれ。1981年東京工芸大学短期大学に入学。六本木スタジオを経て、篠山紀信氏に師事する。1989年に独立し雑誌・広告などでタレント、アーティストのポートレート撮影を手がけ、2006年から写真誌『CAPA』の表紙撮影を担当18年目、2022年現在も継続中。ミノルタ・オリンパスカメラ教室の講師を経て、2008年からキヤノンEOS学園東京校講師を務め、現在に至る。東北震災以降、宮城県高校写真部などで毎年写真指導応援交流継続。

代表作品

 

白山 眞理(しらやま まり)

1958年、東京都生まれ。博士(学術)。一般財団法人日本カメラ財団調査研究部長。JCIIフォトサロンにて展覧会企画などに携わる傍ら写真史研究者として活躍。著書は『名取洋之助』(平凡社、2014年)、『〈報道写真〉と戦争』(吉川弘文館、2014年)ほか。日本写真芸術学会学術賞、日本写真学会学術賞、日本写真協会賞学芸賞ほか受賞。