2026年02月13日 池田 勉

一心不乱に滝水に打たれて修行する修験者に感動して、私の写真活動の目標は決まった。昭和52年7月清水山の滝行撮影の時であった。それ以来四十数年に亘り、各地で修験像を追い求める東奔西走の撮影行脚でありました。
代表的な例を挙げれば、長崎県内では晧臺寺の座禅行、九州地区では清水山の滝行、大聖寺の火渡り行、一心寺の水被り寒行、篠栗霊場の行、国東半島の六郷満山峰入り行、福井県小浜市の托鉢寒行、長野県木曽御岳山の峰入り行など長期に亘って多くの修行模様を何度も何度も繰り返して撮影させて頂きました。
中でも佐賀県小城市の滝行と福井県小浜市の 「托鉢寒行」 については15年を超える長きに亘る繰り返しの撮影でありました。
また、大分県の国東半島では10年に1度開催される「六郷満山峯入り行」を平成22年3月下旬に6日間に亘って同行撮影させて頂きました。法螺貝の音と六根清浄の合掌に励まされ疲労困憊の身に鞭打っての行動でありました。まさに修験者の一端を体験する思いでありました。
「行とは自らに厳しい試練を与え続けて限りなく真理を求め会得する」と言われているが、その姿を目の当たりにし、且つ修験者から神髄を教わって、私自身その一端の知見が得られたことは大きな副産物でありました。
この四十数年間に亘って撮影して得られた多くの「修行模様」の写真の中から「106展」を選定して「過酷な試練に立ち向かう行者像」を描き上げて、40回目の個展開催に至りました。
第40回 池田 勉 写真展「仏堂の行者」
会 期:2026年3月3日(火)〜3月8日(日)毎月第2・第4月曜日(休日・祝日の場合は火曜日が休館)
時 間:10:00~18:00(最終日は17:00まで)入場無料
会 場:長崎県美術館 県民ギャラリーB室
住 所:長崎県長崎市出島町2番1号 TEL:095-833-2110
ウェブサイト:https://www.nagasaki-museum.jp/archives/gallery_post/23069
主 催:イケベン事務所
後 援:長崎県、長与町教育委員会、東彼杵町教育委員会、大村市美術協会 他

