JPS展メールマガジン特集

・在宅時のメンテナンスや整理作業などのよもやま話

こんにちは。メルマガ編集担当のJPS正会員・吉永陽一です。3回目は機材メンテナンスの「イストテクニカルサービス」伊藤さんから、日頃のレンズメンテナンスをご紹介します。イストテクニカルサービスは、2019年10月、12月のメルマガで、カメラのメンテナンスをご紹介しました。今回は3回目の登場となります。

WEBサイト:イストテクニカルサービス株式会社

■在宅お試し工房〜Vol.3

■誰でもできる日頃のメンテナンス「レンズ編」

前回のカメラに続き、誰でもできるメンテナンスのレンズ編を紹介させて頂きます。

なかなか外出も難しい状況ですが、カメラ機材のメンテナンスをおこない撮影準備をするチャンスです。是非メンテナンスにチャレンジしてみてください。

・メンテナンスに用意するもの(カメラ・レンズ共通)

メンテンンスを行うために、最低限必要な道具は、「クロス」「ブロアー」「ブラシ」です。道具のおすすめポイント前回のメルマガ(2019年12月31日発行、第138号)を参照してください。

 

あると便利なもの

・ハクバ レンズペン3

レンズ表面の清掃はきれいにするのは大変ですが、簡単に清掃が可能です。外出時の清掃にも便利です。

http://www.hakubaphoto.jp/lenspen

・ケンコー 激落ちカメラレンズクリーナー

速乾性のアルコール成分がすでにクリーナーについているので、拭き跡が残りにくく持ち運びにも便利です。

https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/eq-camera/cleaning/cloth_paper/4961607872024.html

 

レンズクリーニングで避けた方が良いもの

・エアクリーナー

噴出量が調整できないのと、製品により水分やガスがでる場合があるためです。得に噴出量が強いため、使用時にホコリ等がレンズ内部に侵入してしまう場合があります。


・ホコリ清掃の順番(レンズ編)

ホコリを清掃する順番です。固い物(砂等)がついている状態で、クロスで清掃すると、キズを付けてしまう場合がありますので、レンズの表面以外は①~③の順番でおこないます。

レンズの表面については、ハケでホコリをはらうと、レンズ表面が汚れてしまう場合がありますので、②~③の順番でおこないます。

①ハケでホコリを払う。

②ブロアーでホコリをとばす。

③クロスで清掃する。

・メンテナンスを行うところ

日頃から出来るレンズのメンテナンスは大きく分けて5項目です。外観部分から清掃し、最後にレンズ部分を清掃します。

①取り外せる小物清掃(重要です!)

②外観のホコリ清掃

③レンズ接点の清掃

④前側レンズの清掃

⑤レンズマウント・後側レンズの清掃


①取り外せる小物清掃(重要です!)

取り外せる、「レンズキャップ・レンズリアキャップ」の内側の清掃は重要です。とくミラーレスカメラはマウント側の後レンズやマウントの内側にほこりが付着していると、カメラに装着時や振動等でついていたホコリがカメラ内部や、イメージセンサーに付着してしまう場合があります。

②外観のホコリ清掃

外観の清掃は、ハケでホコリを払い、ブロアーで吹いて、ホコリを飛ばします。ズームリング・フォーカスリング・モードスイッチの摺動部分のホコリをそのままにしていると、手脂分などで固形してズーム動作が重くなり、ひどい汚れの場合は動かなくなる場合があります。気を付けたいのが、ズームリングを動かして伸びるズーム環の表面のホコリです。ホコリが多く付着していると、レンズを縮めたときに、レンズ内部にホコリが入ってしまう原因になる場合があります。

 

③レンズ接点の清掃

レンズ接点(カメラと通信させる箇所)清掃は、ブロアーで吹いてホコリを飛ばします。油などついてしまった場合は、シリコンクロスやクリーニングペーパー(激落ちカメラレンズクリーナー等)で清掃します。油がレンズ接点に付着していると、油のひまくや、手油による腐食によりカメラとの通信不具合等の原因になる場合があります。レンズ接点は指で触りやすい場所にありますので、取り扱いには注意が必要です。レンズの通信不具合等が起きた場合は、一度汚れの確認をしてみてください。

 

④前レンズの清掃

レンズの表面のホコリはブロアーで清掃します。ブロアーで取れないホコリは、柔らかいレンズブラシで払い、再度ブロアーでホコリを飛ばします。ブラシでホコリを払うと表面のガラスが汚れてしまう場合がありますので、シリコンクロスやレンズペンで清掃します。ときには、レンズクリーニングペーパーも使用します。

 

⑤レンズマウント・後側レンズの清掃

レンズマウントに付着したホコリをブラシではらい、ブロアーで清掃します。後側のレンズはブロアーで清掃します。ブラシやシリコンクロスで清掃するときは、力を入れすぎるとレンズがへこんでしまい、ズーム等の動作不具合になる場合があります。非常にデリケートな部品ですので、清掃には注意が必要です。後レンズにホコリがたまっていると、ズームをすることにより、レンズ内に空気の流れが出来て、センサーにホコリが付着する原因や、ミラーボックス内にホコリが侵入する一番の原因になります。

 

日頃のレンズの取り扱いについて

特に後レンズにホコリがつかない様に防ぐことが重要です。

・レンズリアキャップも忘れず清掃しましょう。キャップのホコリが後レンズに付着します。

・レンズをカメラ装着前に、レンズマウントのホコリ・後レンズを清掃しましょう。レンズ装着時にホコリがカメラ本体に入るのを減らせます。

・機材を使わない場合はホコリ混入を防ぐ為、カメラはボディキャップ、レンズはレンズキャップ、リアキャプを装着しましょう。キズ防止にもなります。

レンズをメンテナンスすると、長く快適にご使用いただけます。

 

★四季のメンテナンス:夏編

特に気を付けたいのが梅雨の湿度や、太陽の日差しですね。雨にカメラが濡れてしまった場合は、素早くタオル等で水分をふき取ることが重要です。また、タンスの奥にしまい込んでしまいますと、レンズやイメージセンサーのカビの発生の原因になりますので、適度に動かしてあげましょう。

よくある事故で、長い間レンズキャップをつけないで車のダッシュボード等に放置しておきますと、虫メガネで紙が焼けるのと同じように、レンズでカメラのセンサーの表面や、ミラーボックスが焼けてしまう場合がありますので、レンズキャップは必ずつけて保管しましょう。