2026年09月11日 佐藤大史

私たちは今、生きることの輪郭をあらためて見つめ直す時代にいます。
環境の変化や価値観の揺らぎ、文化を受け継ぐことの難しさ、そして日々の営みの中にある小さな選択。そうしたひとつひとつが、これからの世界にどのような影響をもたらすのかを、静かに問いかけているように感じられます。
本展「Sustainable World」は、その問いに耳を澄ませるように、写真というメディアを通して世界を見つめ直す試みです。
長野県にゆかりのある写真家・佐藤大史とフォトグラファー・磯部昭子。ふたりは同じ世界を前にしながら、まったく異なる角度から未来の気配を受け取っています。
佐藤大史は、アラスカの大自然をありのままの姿で伝えるため、現地での撮影にこだわり続けます。磯部昭子は、人物や日常を被写体としながら、独自の感性でその奥底に眠る価値観を提示してくれます。その視点は異なりながらも、どちらも未来へ向けた静かな問いを抱えています。
本展では、幅広い表現領域で世界をけん引するセイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)のプロジェクターとデジタル捺染技術により、ふたりの視線を具現化します。環境への負荷を抑えた、より豊かな写真表現の可能性をご体感ください。
Sustainable World -佐藤大史・磯部昭子 ふたりの視点から-
会 期:2026年9月19日(土)〜12月6日(日) 休館日:月曜日(休日の場合は翌平日)
時 間:9:00 〜 17:00(入場は16:30まで)
会 場:松本市美術館 2階企画展示室
主 催:松本市美術館、TSBテレビ信州
技術協力:セイコーエプソン株式会社
(※本展示は、松本市とセイコーエプソン株式会社の包括連携協定に基づく取り組みのひとつです。)
後 援:信濃毎日新聞社、読売新聞長野支局、市民タイムス、MGプレス
URL:https://matsumoto-artmuse.jp/events/event/sustainable-world/



佐藤大史 Sato Daishi
長野県安曇野市在住。日本大学芸術学部写真学科卒。写真家白川義員氏に師事したあと、自然の美しさと厳しさを学ぶために北アルプス燕山荘で働いていた時に信州の自然に魅了され、2012年に安曇野市に移住。2013年の独立後は、「我々すべてが属している地球」を伝えることをテーマに、主にアラスカなどの手つかずの大自然を舞台に撮影し、世界規模で活動。2017年エプソンフォトグランプリ三好和義賞受賞。ライフワークとして「生きること」と「暮らすこと」にフォーカスした写真活動を行う。
ウェブサイト:http://daishisato.com
