2025年10月15日 野町和嘉

人々の祈る姿と向き合ってきたのは、ヒトが神を、
あるいは超越した何らかの存在を心に描き、
一心に向き合うことで、裸の自分自身をさらけ出し、
心を開いて自身と率直に向き合っている姿であることに気づかされたからだ。
ヒトが何百年、何万年と続けてきたさまざまな祈りのかたち。
一つ一つと真摯に向き合い、脳裏に焼き付けながら、カメラを向けてきた。
色褪せることのないその情景をこの一冊にまとめました。
野町 和嘉 写真展「祈り」QUEST VOL.2
日 程:2025年10月28日(火)〜11月2日(日)
時 間:10:00〜19:00(最終日は17時まで)
会 場:Nine Gallery
住 所:東京都港区北青山 2-10-22 谷・荒井ビル1F
入場料:無料
ウェブサイト:https://ninegallery.com/event/?calender=2025-10-28

野町和嘉(のまち かずよし)
1946年、高知県生まれ。杵島隆に師事した後、1971年にフリーの写真家となる。1972年のサハラ砂漠への旅をきっかけとして、ナイル川、エチオピアなど、アフリカを広く取材する。1980年代後半からは、過酷な風土を生き抜く人々の営みと信仰をテーマとして舞台を中近東、アジアに移し、長期の取材を続ける。2000年代以降は、アンデス、インドなどを中心に取材を続ける。『サハラ』、『ナイル』、『チベット』、『メッカ巡礼』、『地球巡礼』など、多くの写真集が国際共同出版される。ローマ、ミラノ、台北、東京ほかで『聖地巡礼』展を開催。土門拳賞、芸術選奨文部大臣新人賞、日本写真協会国際賞など受賞多数。2009年、紫綬褒章受章。日本写真家協会名誉会員。
