森田 雅章 写真展 幻想曲「妖精」開催のお知らせ

2025年01月19日    森田雅章

 
コンピュター加工しない「レンズリバース夢幻撮影法」による表現コンピュータ加工などの後処理をしていない作品です。

撮影方法はレンズの光軸をずらす森田流「レンズリバース夢幻撮影法」で、レンズのイメージサークル外の歪んだ映像を画面に入れ混んで撮影しています。パソコンで加工処理するのではなく、撮影段階のファインダーでこの映像が見えているのです。レンズを傾け画像の歪みを利用する事で柔らかなボケと芯のある映像を合わせ持つが出来ています。それは裸眼では見ることのできなかった花の魅力を、レンズを透してのみ表現できる世界なのです。

他には無い視覚と描写の新しい「花の写真」を感じていただけたら幸いです。

森田 雅章 写真展 幻想曲「妖精

会 期:1月24日(金)~1月30日(木)
 
時 間:10:30~19:00(平日) 11:00~17:00(休日)※最終日は14:00まで
 
会 場:富士フォトギャラリー銀座  東京都中央区銀座1丁目2-4 サクセス銀座ファーストビル4F
 
URL:http://www.prolab-create.jp/gallery/ginza/

 


森田 雅章 プロフィール

愛知県生まれ。幼い頃より撮影機材に囲まれた環境で育つ。

1978年より東京中心に多くの個展を開催。79年ニコンサロン(東京・大阪・名古屋)発表の『檻の中』は、動物園の檻に閉じ込められた彼等(サル)を見る私達こそ、我々自身が作り上げた檻の中に生きている。という考えを問いかけ、視点展グランプリを受賞。その直後リアリズムを拒否し、[性欲]をテーマに女性を撮りはじめるが、雄しべと雌しべが 同居する花の世界に共通点を感じ、[性欲]をテーマに花の世界に入る。しかし、どろどろした作風は失敗に終わる。再び作画を変え、花のアップ中心でライトを多用した個展『妖精たちの小宇宙』を1990年にフジフィルムフォトサロンプロスペースにて開催。その後、人間の眼では、見ることのできない花のささやきを美しい映像の中に表わそうとするが、フィルターテクニックやCGの様な撮影後の後処理は 許せず、水面に映る花や、 歪んだ鏡を使っての撮影などいろいろ試みた。ある日、望遠レンズの最短撮影距離を稼ぐためにレンズをボディから離したときレンズの歪みを利用する撮影法、レンズの光軸 をずらす撮影法を発見する。森田流「花の夢幻撮法」はこうして生まれた独自の撮影法だ。 レンズの歪みを利用するこの撮影方法は柔らかな描写できれいなボケを持ち、かつ芯のある映像をも可能にした。それは裸眼では見ることのできなかった花の魅力を、レンズを 透してのみ表現できる世界だった。今までに無い視覚と描写の新しい「花の写真」を、「新美学の境地」として今なお探究中なのです。
一方で貧困をテーマにスラムを撮る。貧しいことがすべてにおいての不幸ではないことを意識して写真にすることをライフワークとも考えています。