大石芳野 写真展「戦世をこえて」開催のお知らせ

2023年06月16日    大石芳野


 
戦争後を見つめるドキュメンタリーを手がけ、約半世紀にわたりベトナム、カンボジア、アウシュビッツ、そして 広島、長崎、沖縄・・・など、とりわけ戦争の悲劇に襲われた地の撮影を続ける写真家・大石芳野。その取材 はベトナム戦争後に子ども時代を送った人、治療を続ける広島、長崎の被爆者など、彼らの表情に眼差しと レンズを向け、いつも寄り添います。現場の記憶を紡ぐごとく、精力的に取材し撮影してきた作品群は共通し て「終わらない戦争」という強いメッセージを私たちに届けます。この夏、写真家・大石芳野がこれまで発表し てきた渾身のシリーズを一堂に展示し、戦争とは何か、平和とは何かを問いかけます。

大石芳野 写真展「戦世をこえて」

会 期:2023年6月17日(土)~8月20日(日)

開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)

入館料:一般800円、高校・大学生400円、中学生以下無料 
※土・日・祝日・夏休み期間は高校生無料

会 場:ミュゼふくおかカメラ館

https://www.camerakan.com/exhibition/r05oishiyoshino/

 

主 催:ミュゼふくおかカメラ館 (公益財団法人高岡市民文化振興事業団)

共 催:高岡市/高岡市教育委員会/北日本新聞社

協 力:富山県写真連盟/富山大空襲を語り継ぐ会

<カメラ常設展 同時開催>
コレクション展I「WAR and CAMERA 200」 ~戦中戦後のカメラたち~


<大石芳野オープニングギャラリートーク>(1)6月17日(土)14:00〜/カメラ館

<大石芳野ギャラリートーク & トークショー>(2)7月予定
*トークショー「戦争は終わらない」高校生の皆さんへ 7月予定

お話会:8月5日(土)14:00〜/コンサート:8月13日(日)14:00〜
*「あの日の空」 お話/佐藤 進さん(富山大空襲を語り継ぐ会)
*「レクイエム」平和への祈り/お話・演奏:トロイ・グーギンズさん(ヴァイオリン/OEK)


<大石芳野プロフィール>


東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒。2004 年世界平和アピール七人委員会委員。現 在の研究課題は、『フォトジャーナリズムの変遷と動向』・『フォトジャーナリズムから見た戦争と平和 における民衆』。人々の生活が戦争や紛争で妨げられて命を奪われている惨状を世界に伝えてい る。著作に「沖縄に活きる」「沖縄 若夏の記憶」「それでも笑みを」「HIROSHIMA半世紀の肖像」「カ ンボジア苦界転生」「ベトナム凜と」「夜と霧は今」「子ども戦世のなかで」「隠岐の国」「福島 FUKUSHIMA 土と生きる」「戦争は終わっても終わらない」「戦禍の記憶」「長崎の痕」、最新書「わたしの心のレンズ 現場の記憶 を紡ぐ」(2022年)他。日本写真協会年度賞(1982年) 、芸術選奨新人賞(1994年)、土門拳賞(2001年)、紫綬褒章(2007 年)、日藝賞(2008 年)を受賞。