男鹿市立美里小学校(秋田県) 1回目・5/27、 2回目・9/3、 4~6年28名
男鹿半島は、「季節ハタハタ漁」や「男鹿のナマハゲ」に代表される受け継がれてきた独自の文化が息づく。一方、人口減少が社会課題として進行し、男鹿市立美里小学校も令和8年度で閉校を迎える予定となっている。カメラを通して足元に広がる男鹿の魅力の再発見。自らの暮らす地域を見つめる。この二つを軸としながら、児童は撮影に臨んでくれた。作品は男鹿の景勝地、ペットの愛らしい姿、創意工夫を凝らした写真など、特色ある作品がそろった。講評の授業は一人一人が撮影に込めた思いを語り、皆で考えを共有した。「写真を撮ることが楽しかった!」その言葉に、写真学習プログラムの意義を感じた。一連の経験が、故郷を振り返る時の一助となれば幸いに思う。
(記・撮影/高橋智史)
