写真学習プログラム

日本写真家協会では、「写真に関する創作活動の奨励、人材の育成、教育に関わる事業」の一環として、富士フイルムイメージングシステムズ(株)や(一財)日本写真アート協会の協力で、小学生を対象に、写真の原点ともいえるフィルム(レンズ付きフィルムカメラ「写ルンです」)やデジタルカメラを使った「写真学習プログラム」を、毎年全国の小学校20校(クラス)で実施しております。
写真学習プログラムは、単に写ったという喜びだけでなく、事物の観察を通して物事を注意深く見る、凝視することの大切さを習得、「体験参加型」の学習並びに指導で、写真という優れた記録媒体を使って「記録・表現することの意味」を理解し、家庭や社会で広く写真を活用してもらおうという願いがあります。
2005年(平成17年)から始まり、2020年(令和2年)3月までの15年間で696校、24,045名の児童が体験し、教育現場での成果を上げております。

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教室での授業風景
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「写ルンです」を手に持って
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生徒の前で引伸ばした写真を講評

 


特別協力

富士フイルムイメージングシステムズ(株)

一般財団法人日本写真アート協会

協力

ウエスタンデジタル合同会社

(株)ケンコー・トキナー

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション(株)

リコーイメージング(株)

 

沖縄県大宜味村立大宜味小学校 6年

沖縄県大宜味村立大宜味小学校 1回目・10/25、2回目・2/2、6年28名

沖縄県大宜味村立大宜味小学校 5年

沖縄県大宜味村立大宜味小学校1回目・10/25、2回目・2/2、5年19名

福岡県みやま市立本郷小学校

1回目・2016/11/28、2回目・2017/01/12、5~6年13名
各地で小中学校の統廃合が進むが、今回授業を実施した本郷小学校も、本年度を最後に閉校が決まっている。

千葉県千葉市立打瀬小学校 6年4組

千葉県千葉市立打瀬小学校
1回目・12/12、2回目・1/18、6年4組28名

千葉県千葉市立打瀬小学校6年3組

1回目・2016/12/12、2回目・2017/01/18、6年3組31名
写真撮影のテーマを「学校風景」とした。児童には1回目の授業のタイミングで思いっきり校内を駆け巡り撮影してもらった。

千葉県千葉市立打瀬小学校 6年2組

1回目・2016/12/12、2回目・201/01/18、6年2組29名
新都心幕張の、近代的なビルのみが建ち並ぶ環境にある小学校で授業を行った。教室を隔てる壁のないオープンな空間は、それ自体がフォトジェニック。人が入らない「学校風景」というテーマに沿い、29名が個々の感性を発揮し、校内を駆け巡った。

千葉県千葉市立打瀬小学校 6年1組

1回目・2016/12/12、2回目・2017/01/18、6年1組30名
1回目の授業では写真撮影の基礎知識、デジタルカメラとフィルムカメラの違い、そしてこれまでに撮影した写真を少し児童達に紹介した。写真に親しんでもらうため前述のフィルムとデジタルの違いはクイズにして出題。児童にはたっぷり楽しんでもらった。

千葉県市川市立福栄小学校

1回目・2016/11/24、2回目・2017/01/19、6年36名
実施にあたり、カメラの取り扱いと人を撮る時は、一言断るようにいうことを説明した。撮影は、興味があり、面白いと思った被写体を探し、好きなように撮ることと、フィルムカメラなので枚数が限られていることを念頭に置き撮影するようにと付け加えた。

栃木県那珂川町立馬頭西小学校

1回目・2016/09/21、2回目・2016/11/04、4~6年20名
馬頭西小学校の近隣には小砂焼の窯元が多くあり、子ども達は日頃から「モノをツクル」ということに慣れ親しんでいる。

長野県高森町立高森南小学校

1回目・2016/09/16、2回目・2016/11/21、4年28名
撮影実習日は、祖父母参観日の2時限目に設定。カメラの扱いの説明後、撮影実践の中で、注意点をアドバイス。訪れた家族やクラスの友達にカメラを向け、ファインダーを覗くという体験と、撮ったり撮られたりの意識の高揚感を楽しんだ。